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「言葉での理解より、実体験した方が何倍も速い!」~もっともっと大賞より~

  • 投稿日:2017/8/22
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「もっともっと大賞」とは
ワンスアラウンドには、各店舗の現場メンバーが日々の業務をもっと良くする為の「改善」や接客時の「気づき」などを積極的に提案&共有し皆で高め合っていく仕組みがあります。この仕組みは、「もっともっと」と社内で呼ばれ、各店で継続している取り組みを本部含めた全社で共有し、月毎に「もっともっと大賞」としてゴールド、シルバー、ブロンズ賞を選出し、その好事例を毎月発行される社内報「もっともっとタイムス」で発表しています。また、実際の店舗での取り組みを全社で共有しながら、コンサルタントチームや研修講師はクライアント様の悩みを理解し、今必要な「ソリューション」のご提案に活かしています。このコラムでは選出された賞の中から、当社らしさを感じていただける取り組みやエピソードをご紹介しています。

★店メンバーからの声
5,6月は万引き発生によるロスが増える時期。
それを防ぐために商品チェックをしていきませんか?
あるべき場所に商品がないことへの気付きや確認を、習慣にしていくことが大切だと思います。

<提案の背景>
その店舗では昨年5月、万引きが8件も発生していました。
今年はその反省を活かし、件数を減らすために、“なぜ起きてしまったのか?” を皆で考えました。

すると、
・スタッフが、万引きに気がついていない。
・商品がなくなっていても、「売れたからないのかな?」と思ってしまう。
というメンバーの認知状況が浮き彫りになりました。

<提案の実行>
このままでは未然に防げないので、休憩等の後に商品チェックを業務項目として取り入れることにしました。
しかし、「これから商品チェックをして下さい」だけでは、効果が薄いと思い、「なぜ商品チェックが必要なのか?」ということをスタッフに教えるため、万引き状況を体験してもらうゲームを行いました。
以下、ゲームの内容です。

~あなたは万引きに気がつけるか!? 商品チェックゲームのやり方~

① 最初に売り場を見て回る(1分程度)
② 見てもらった後、担当の人が3点ほどの商品を店頭から抜き取る(チェックする人は見えない所で待機)
③ 商品を抜き取った後、3分程で店頭を確認してももらい、何がなくなっているのかチェック。

<実行後の変化>
ゲーム感覚でやることで、皆が参加しやすく、取り組みやすい内容だったようです。
また、このゲームの結果、今までも「商品把握は大切」と何度も言われていたし、「そんな事はわかっている」と思っていることも、案外できていないという事が改めて分かり、各自の意識レベルをチェックすることが出来ました。

「自分が思っていたよりも自分は商品を把握していない」
「なくなったことに気がつけない」
「気がつけても時間がかかっている」
など、メンバーに実感してもらえました。
(店頭ディスプレイ担当のスタッフは気づくのが早かったそうです。)

万引き防止のためにも商品把握は大切だと理解してもらうには、口頭で伝えて言葉で理解を促すよりも、実際の売場で体を使って体験することの方が、何倍も速いと店長は感じました。

また、このゲームを実施することでメンバーの商品把握の意識レベルを上げることが出来、今年の5月度の棚卸しのロス率は、前年の3分の1に減らすことが出来ました。
商品チェックの徹底を今後も継続し、万引きゼロを目指していきます。

<ここがポイント!>
・ゲームとして取り入れることで、商品把握対策が取り組みやすいものになった。
・ゲームの結果を見て、メンバー各人に自分の商品把握レベルを実感してもらえた。
・実際に体感してもらうことで、口頭で伝えるより、何倍も速く商品把握の大切さの理解をしてもらえた。

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