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「他店をリサーチしたから気付いたことがある!」~もっともっと大賞より~

  • 投稿日:2017/7/31
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「もっともっと大賞」とは
ワンスアラウンドには、各店舗の現場メンバーが日々の業務をもっと良くする為の「改善」や接客時の「気づき」などを積極的に提案&共有し皆で高め合っていく仕組みがあります。この仕組みは、「もっともっと」と社内で呼ばれ、各店で継続している取り組みを本部含めた全社で共有し、月毎に「もっともっと大賞」としてゴールド、シルバー、ブロンズ賞を選出し、その好事例を毎月発行される社内報「もっともっとタイムス」で発表しています。また、実際の店舗での取り組みを全社で共有しながら、コンサルタントチームや研修講師はクライアント様の悩みを理解し、今必要な「ソリューション」のご提案に活かしています。このコラムでは選出された賞の中から、当社らしさを感じていただける取り組みやエピソードをご紹介しています。

★店メンバーからの声
先日、日本最大規模で日本最大の売上を誇るアウトレットに行った。自店もアウトレットなので、日本最大の売上のアウトレットとは、どれだけスゴイところなのだろう!?と期待して行った。
そのアウトレットの敷地面積はとても広く、今後も拡大予定で、平日なのに自店のあるアウトレットの休日以上の客数だった。
しかし、「いらっしゃいませ。」の声出しやお声かけは、ほぼゼロ。
そのかわり、POPがいたるところについていた。フリー客メインでインバウンドの多い   そのアウトレットでは、全てのお客様にお声かけするより、POPが効果的なのだと思う。
自店でも客数を稼がなくてはいけない土日やセール中は、誰が見てもわかりやすいPOPをつけることが売上につながると思った。
自店で効果的なPOPを考え、作成していきたいと思った。

<提案の背景>
ワンスアラウンド社では、「寺子屋」と社内で呼んでいる社内講師が指導教育する無償教育が希望者には提供されます。
この「声」を寄せたメンバーは、その「マーケティング寺子屋」に参加する一人。
弊社講師のマーケッターと共に、自店とは別のアウトレットをリサーチに行き、気付いたことがありました。
この店では、今までもアイテム集積ラックには、何のアイテムの集積か一目でわかるようなPOPを掲示していました。しかし、休日やセール期間中等、フリーのお客様が多い時期には、入店してくださったお客様全員にお声かけすることが難しいときもあり、効果的なPOP作成で購買促進につなげたいと考えました。

<提案の実行>
POP活用は2種類考えました。
1つめは、「声」とは別のスタッフから、「店前通行客の入店促進を図る為、遠くからも何をやっているかわかりやすい情報配信をしたいので、A4用紙1枚に1文字の大きなPOPを作成し、ウィンドウに掲出しよう!」という提案があり、昨年度より毎回のセールや個店販促でウィンドウのPOP掲出を行いました。
2つめは、今回の「声」のスタッフの提案。今までのラックでの掲示を目的としたアイテム集積案内、キャンペーン告知、OFF率表示のA4サイズの大きい物のみだった為、新たに小サイズのPOPを作成することになり、アクセサリー什器や小物什器等にもPOPを掲出するようにしました。具体的には、小物のお得なオフ率の商材集積には「アクセサリー○%OFF」などを設置。また、シューズのサイズ表記を、海外サイズと日本サイズの比較表を作ったり、店内に在庫のあるサイズがわかるようにしました。

<実行後の変化>
1つめの大きなPOPは、入店カウントセンサーがない為、POP掲示前後の入店客数比較はできないものの、ウィンドウのPOPを見ながらの入店や、一度店の前を通り過ぎた方がPOPを見て戻って入店することがあるようになりました。このPOPは、入店率UPとして奏功したと言えます。
2つめの小さなPOPは、入店したお客様の買上率UPの為のPOPになります。設置することで、お得な小物のコーナーで足を止めるお客様や、商品を手に取るお客様が増えました。また、土日で来客の多い日でも、セルフでお客様がサイズを見て試着して自分にあったサイズを自分で選べるようになり、その結果、シューズの稼働率が上がってきました。

わかりやすいPOPとはどのようなPOPなのか、また掲出する際もどこにどのように掲出するとわかりやすいのか、今後も店メンバーでアイディアを出し合いながら、入店促進、買上促進のために販促物も効果的に活用していきたいと思っています。

<ここがポイント!>
・同じアウトレットでも、立地が違うと客数も戦術も違うことに気が付いた。
・客数の少ない自店のあるアウトレットでも、全てのお客様に対応することが出来ないことがあると気付き、フリー客の多い別のアウトレットのPOP掲示を参考にしようと思った。
・店で製作できるPOPでは表現に制限がある中でも、出来る範囲内でお客様がセルフで商品情報を得られるように、良くある問い合わせは何かを考え、必要なものを作成した。

 

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