
「モノを売るな、人柄を売れ!」
ワンスアラウンド株式会社 取締役 佐藤 梨枝子 |
ハッピーエピソード 【vol.64】
「モノを売るな!人柄を売れ!」
ー価値体験をお持ち帰りいただくー
皆様は自分の「ウリ」は何か?と聞かれたら何と答えますか?
私が若い頃に、その質問を受けたときに自己肯定感が低いのか、何も考えずに過ごしてきたからなのか、答えることが出来ませんでした。
その時に「貴方と仲が良い友人や同僚は貴方のどこが良くてつきあってくれるんだろうね?」との問いに「そうか!」と、いつも周りから言われる『貴方って〇〇だから話しやすいんだよね』という言葉を思い出しました。
その〇〇が私の「ウリ」なんだ!と気づいたのです。
確かに顧客さま(ファン)が多いスタッフ達は、自分のキャラクターを良く活かした接客をしています。
今回は、そんなスタッフ達が頂いたお客様からの「ありがとう」をご紹介したいと思います。
■「気配り名人」Tさんが生んだエピソード
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アウトレット業態の大型店舗でリーダー職に就いているTさん。忙しい立場でありながらも徹底したお客様ファーストの接客スタイルを貫いています。
お客様は要望を叶えてくれるか否かでは無く、自分の為に何をしてくれたのか?というプロセスを見てくださっているのだと思います。
いつも四方に気配りできるTさんは「モノ」ではなく「人柄」を売った事例だと思います!
■お洒落でダンディなんだけど少しとぼけたS店長のエピソード
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【上司からのコメント】
お客様のコメントからもSさんの人となりが想像できて思わず笑顔になってしまいます。 |
もはや“声掛けは時代遅れ!?
「何かお探しですか?」が客に嫌われるワケ
先日、ニュースアプリにこんなタイトルの記事が出ていました。
“声掛けが時代遅れなのでは無く、“声掛け”の質を変えていかなければいけない時代なのだと思います。
モノを売ろうとすると、どうしてもスタッフの声掛けに「買わされる・・・」という圧を感じてお客様は早々に退店してしまいます。
しかし、昨今言われている「体験価値」をお持ち帰り頂きたいという意識に変革すれば、お客様に心おきなく、ゆっくり見て頂きたいという気持ちが芽生え、“声掛けのタイミング”が変化します。
「モノ」を売らずに自分の「人柄」を売ろうとしたら“声掛けの言葉”も別の言葉に変わります。
そして今回の事例のように、スタッフそれぞれのウリ(人柄)を最大限に発揮して“一人一人のお客様に合わせた居心地の良い時間”をお過ごしいただくことではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも現場から届いたお客様の「ありがとう」を
ご紹介してまいります。