
店舗マネジメントでいつも大切にしていること
ワンスアラウンド株式会社 酒々井店店長 入江 裕介 |
いつもお読みいただきましてありがとうございます。
今回からスタートする『輝く店舗の舞台裏』では、自らの得意を活かしながら、リーダーシップを発揮して現場を輝かせている店長やマイスターが、マネジメントやコミュニケーションの拘りについて語ってくれます。ご一読いただき、皆様の現場を元気にするヒントになれば幸いです。
現場マガジン【vol.196】
店舗マネジメントでいつも大切にしていること
ワンスアラウンドの「現場マガジン」をご覧の皆様、初めまして入江裕介と申します。今年で店長就任7年目になりますが、私が店長として大切にしていることをご紹介させていただきます。
学生の頃、ファッションを楽しむことが好きでアパレル業界に就職を決めました。
入社当初、教育に特化された店舗に配属され、環境にとても恵まれていたものの、思うような結果を残せずにいました。
その後、新店オープンによる店長抜擢というチャンスをいただくことになりましたが、初めての役職で店舗のマネジメントを行えるかとても不安でした。新店オープンなので、業務を熟知しているのは私だけ。他のスタッフは現地採用なので一から指導していくことになりました。
今から思えば、その時に試行錯誤しながら得た次の3つのことが、店舗マネジメントで今も変わらずに大切にしていることです。
【1】パートタイマーのスタッフから学生アルバイトまで全員が分かるような取り組み内容や職場環境を整える先ほどもお伝えしたように、私は決して仕事ができる方ではなく、正直「自分は落ちこぼれ」とも思っていたくらいですが、仕事が出来ないからこそどんな業務に対しても「何故それを行うのか?」「それを行うことでどんなことが起こるのか?」を常に考えるようになりました。
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【2】意味のある仕事をしたい
いつも「何故できない?」「どうすればできる?」を追求していくことで、一つ一つのアクションに対して意味を持たせるようになりました。
意味のある仕事かどうかは「報告」に現れます。
よく耳にする報告に「○○をできるように意識していきます」という報告があります。
そして「○○をできるようにするため何かをする」はずが抽象的なので、結果的に何も行動が変わらず時間だけが過ぎていくのをよく目にしていました。
ノンアクションの報告には何の意味もありません。私自身もこれまで抽象的な報告をしてしまったことがありますが、報告が抽象的な時ほど具体的なアクションに繋げることができませんでした。
また、具体的なアクションを決めていても、チェック体制を整えていなければ流れてしまいます。
そこで私自身「自分で決めたことはまずはやり切る」ことを常に意識してきました。
そして、取り組みの成果が出たとしても出なかったとしても、まずはしっかりとやり切ることでその後のアクションに繋げるかどうかも決まるのです。
スタッフに対しても、しっかりと計画を立てて、前もって流せないような仕組みを作り(可視化)、「取り組みを行う」=「GO」を出した後、店長がチェック&フィードバック(FB)を行うようにしています。
【3】常に相手のことを考えて行動するプライベートでは、常に相手のことを考えて行動を起こせれば素晴らしい人になれるかもしれませんが、私自身、現実はそうではありません。
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以上が、店舗マネジメントの仕事をする上で、私が大切にしていることです。
組織をまとめるには、まずはスタッフ全員が納得し、理解できるルールを作ることが必要不可欠です。
そして、全スタッフがその目的を明確にして納得した上で仕事を行うことで強いチーム力が備わっていくのではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも現場から届いたお客様の「ありがとう」を
ご紹介してまいります。