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コロナ時代による対面とオンラインのバランス

いつもお読みいただきましてありがとうございます。
今週は、『人を育てる』シリーズの第五弾。
今回は、高卒採用をされていない企業の皆様にも、ちょっと特殊な高卒採用の様子をお伝えしながら、 高卒生の真っすぐな働きぶりをご紹介いたします。人材採用の新たな可能性について考えてみるきっかけになると幸いです。


人を育てる法則 【vol.004】



社会人としてのマインドセットには
対面研修でのリアルな空気感が不可欠!

皆様、こんにちは。
ワンスアラウンドで新卒採用を担当している岡田聖子です。
今回は、コロナ禍の入社で初のオンライン研修後に現場に配属された新入社員の、 入社半年後に実施したフォローアップ研修の様子から見えた、今年の反省と来年への課題についてお伝えしたいと思います。

■ 入社半年後のフォローアップで感じた危機感

弊社では9月中旬に2日間の新入社員のフォローアップ研修を行いました。

5月にオンラインで入社式をし、そのままオンラインで新入社員導入研修を1週間受けたあと、 同期全員で集まることもなく現場に配属された今年の新入社員。
入社半年たった9月にやっと同期と「初めまして」の挨拶をする姿に、 不憫さを感じながら迎えた研修初日でしたが、 我々先輩社員は、いつもと違う新入社員の様子に驚かされました。

社長講話から研修プログラムがスタートしたのですが、その話を聞く態度が、 なんとメモも取らない、なんとなく話を聞いているなど、学校の授業を受けている学生のような緊張感のなさなのです。
「これはまずい!」 ・・・焦ったのは、我々先輩側でした。

5月の新入社員導入研修では、オンラインではありますが、笑顔訓練や、話を聞く態度などの指導はしていました。
また、半日だけでしたが、少人数での声出しや、立ち居振る舞いの店舗での研修も行っていました。
導入研修後の新入社員アンケートでは、8割が研修に満足しており、 6割はオンライン研修と対面研修は差がないと答えている。
しかし、何かが違う・・・・。

そう、研修も仕事の一環であるはずなのに、緊張感がないのです。

例年なら、泊まり込みの合宿形式の導入研修で、同期と力をあわせて自分たちの力を限界まで出し切るという、 いわゆる“壁”にぶつかる体験をしていますが、今年の新入社員にはそれが出来ませんでした。
“壁”を超えるときに出てくる必死さと超えた時の達成感を体感していないからなのでしょうか・・・・。
これは彼らの責任ではありませんが、導入研修の効果性を改めて感じさせられるとともに、 彼らの将来を考えたら何とかしなければ!と危機感を持ちました。

■ 急遽変更した研修プログラム

研修初日、新人たちから「理不尽なことがある。それに傷つく。」との話が出ました。

社会に出ると、理不尽なことは少なからず存在します。
それを導入研修で体感していれば多少の耐性が付いたのでしょうが、彼らにはその経験をさせてあげられませんでした。

それゆえ、彼らは初めて体験した理不尽と感じる環境や、先輩のちょっとした一言で傷ついてしまう傾向にあるようです。
そのうえに、同じ悩みを共有し乗り越える同期は、今日が初対面。
本来の導入研修を経験しないまま現場に出て、理不尽なことに傷ついてきた彼らが、 緊張感ある態度や姿勢が出来なくても仕方なかったのかもしれません。

そこで、急遽プログラムを変更して「理不尽だと感じること」をテーマに統括マネージャーがファシリテーターとなり、 彼らの現状を聞き出し、理解していくことにしました。
すると、出てくる、出てくる・・・。出てきたコメントに今年の新入社員の特徴を感じとることが出来ました。
「〇〇さんが~~してくれなかった」「もうちょっと△△して欲しかった」など、 彼らは、自分の目線からの「自分軸」の考え方しか、出来ていなかったのです。

今回の研修は、リーダー店長が研修に参加してくれていたので、その場でその現象の背景にあることの説明をしてもらい、 新人の視野を広げるようにしてもらいました。
また、リーダー店長から今後の対策などを返答してもらったのですが、その返答を聞いたことで、 彼らの不安は払拭されていき、リーダー店長を信頼し始めているように感じました。
研修後の感想コメントに、「将来リーダー店長になりたい」と書いた新人も複数名いました。
新人とリーダー店長との距離がグッと縮まった瞬間でした。

我々先輩の焦りとともに始まった研修でしたが、研修二日目は、「自分軸」ではなく、 チームという「全体軸」の視点で考えてもらうプログラムを実施し、フォローアップ研修は無事終了しました。


<新入社員のフォローアップ研修感想コメント>


★同期の存在が大切だと気付いた

・ようやく同期の皆に会うことができたので嬉しかった。3ヶ月経ってそれぞれの思いを話しあった時、 お店によって感想が様々で、環境によって違うことに驚いたが、同期の皆がそれぞれやりがいを見つけようと頑張ってる姿に感化された。 これから働いていく中で、同期はとても大事な存在になってくると思うので、同期と一緒に2日間の研修をやり遂げることができて良かった。

・それぞれに様々な悩みがあり、お互いに解決策を考えることで視野が広がった気がする。 また、同期が頑張っているから自分ももっと頑張りたいと思ったし、3ヶ月働いた自分自身の姿を改めて見直すきっかけになった。


★自分が出来ることを考える

・より良いチームを作るために自分が何ができるのかについて考える機会になり、自分軸ではなく、 周りを見て行動できるようになりたいと思った。


・社長や店長の話を聞き、これから自分がどうしていくべきか、何をするべきかが少しだけ見えた。 スキル以外の面で、いいチームが作れるのは、今までと違う視点を持った私達新入社員なのだという自覚を持って店舗に戻りたい。


・店舗での自分の存在意義を今まで考えていなかったが、自分が出来ること、得意なことをしていくことが 仕事をしていく上での存在意義なのだと思った。苦手なことを克服すること以上に、得意を伸ばして、 これだけは誰にも負けないことを作ることが大切だと感じた。


★今後の目標が出来た

・リーダー店長の失敗から学んだ経験談を聞き、失敗を恐れずにどんどんチャレンジしていこうと思ったし、 自分もいいチーム作りが出来るリーダー店長になりたいと思った。


・コミュニケーションを大切にしてお互いの事を知り、フォローし合うことが大切だと感じた。 私も 自分の事ばかりでなく店全体の動きを意識しながらフォロー出来るようになりたいと思った。


■ 次の新入社員受け入れにむけて見えてきたこと

コロナ禍はまだまだ終息する様子がありませんが、今回のフォローアップ研修は多くの気づきを与えてくれ、 今までずっと行ってきた対面での導入研修の効果性を改めてまざまざと感じさせられました。
21卒の内定式も終わった今、21卒の新入社員の受け入れを考えるタイミングになりましたが、 20卒の新入社員の様子を見ていると、「オンラインで出来ること」と「対面でないと出来ないこと」を きちんとセグメントし、受け入れ態勢を考える必要性を感じます。

対面でしか感じることの出来ないリアルな空気感は、社会人としてのマインドセットには欠かせません。
また、オンラインで学習した知識を実際に使ってみることも、対面でリアルに行うことで、身についてくるものです。

また、同期と長い間会えなかった今年の新入社員を見ていると、 同期とのつながりが彼らの働く意欲に大きく影響を与えることも感じます。

内定式が終わった今から入社までの間、我々が出来る準備として、同期同士の理解を深めておくのも大切だと思い、 弊社は21卒の同期顔合わせをオンラインで今月実施することにしました。

緊急事態宣言ですべてが急遽オンラインになってしまった20卒の反省を活かし、 対面とオンラインを上手く使い分けた21卒のコロナ禍での受け入れ態勢を考えていきたいと思います。



最後までお読みいただきありがとうございました。

来週は、「ショップレポート」をお届けします。
どうぞお楽しみに!

ワンスアラウンド株式会社 シニアディレクター
キャリアコンサルタント(国家資格)

岡田 聖子


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