
これぞ「勝負服!」 一世一代のプロポーズに掛けた お客様に寄り添う!
ワンスアラウンド株式会社 取締役 佐藤 梨枝子 |
現場マガジン 【vol.214】
これぞ「勝負服!」
一世一代のプロポーズに掛けた
お客様に寄り添う!
小売業の歓びの一つに【お客様の大切な人生のワンシーンのお手伝いができる】ということがあります。
卒業、入学、就職、結婚、出産……。そんな人生の節目に寄り添い、「ここ一番!」という時の勝負服を共に選び抜く。その結果が実った時の喜びは、もはや販売員とお客様という関係を超え、時に『同志』としての固い絆が生まれることさえあります。
今回は、そんな深い絆を築き上げたスタッフとお客様のエピソードをご紹介したいと思います。
■大切な人生のワンシーンをお手伝いできる歓び先週、とても緊張された様子のお客様が 「今度、彼女にプロポーズをするんです」とご相談に来てくださいました! プロポーズのシチュエーションをお聞きすると、お店はドレスコードこそないものの、格式高いフレンチレストラン。壁は深みのあるダークグリーンで、キャンドルの灯りが美しい大人な空間だということです。 よりイメージが正確にわかるように、お店の写真も見せていただきました! そこで「派手すぎず、決めすぎないちょうどいいセットアップ」というご希望に沿いつつ、お店の雰囲気とマッチするであろうグレーとネイビーのセットアップをご提案致しました。 数日後、なんと成功したプロポーズの報告に、お二人揃ってご来店くださいました! 彼女さんは満面の笑顔で指輪を見せてくださり、彼氏さんからは「お兄さんに相談できてよかったです。また来ます!」とおっしゃっていただけました! お客様の大切な1日のお役に立ててとっても嬉しかったです。 |
プロポーズにお召しになる洋服を選んで差し上げた・・・ここまではよくある接客事例だと思います。
しかし、その後にわざわざ彼女を連れて嬉しい報告にきてくださったことに意味があると思います。
お客様のプロポーズが成功するように、お店の壁や照明など事細かく掌握したうえで自分事のように誠意を以って提案したプロセスがそこにあったからではないでしょうか。
この出会いを通じて、ご結婚、ご出産など今後のお客様の人生にも寄り添える関係に繋げていってもらいたいと思います。
■自店の商品だけではなく、お客様のためにベストな他店の選択肢まで提案したサービスに感動!ナイロン系などスポーツ向け素材のアパレルをご覧になっていたお客様がいらっしゃいました。 お話を伺うと、海外出張で急遽ランニングをする機会ができ、何を揃えたら良いのか分からず困っているとのことでした。 今後の使用シーンを確認し、継続的にランニングを行う習慣をつけるのであればこちらのシューズ、出張の後はウォーキングや日常使いが中心になる可能性がある場合はこちらがお勧めですと、用途別に分けてシューズを説明して提案しました。 結果として、安定感と汎用性を重視したシューズをご購入いただきました。 そしてウェアも一式揃えたいとのご要望をいただいたのですが、当店ではランニング用ウェアの取り扱いが少ないため、選択の幅が限られてしまいます。 せっかくの海外でのランニングイベントを最高の思い出にしていただきたいと思い、同じブランドで取り扱いのある店舗と、ブランドにこだわらない場合は他ブランドで全身揃う近隣の店舗をご案内しました。 その後にお客様から以下のメールが届きました! 担当していただいた女性スタッフの方(不覚にもお名前をいただいておりませんでした)の対応が素晴らしかったの一言に尽きます。 突然のランニングイベント出場に、何を揃えれば良いのか、どんなシューズを選べば良いのかが分からない素人に、とても丁寧且つ親切なアドバイスをしていただきました。 本来なら一緒にウェアも揃えたいところを「当店はウェアの取り揃えが少なくて申し訳ございません。宜しければ・・・と品揃えが豊富な他店の案内までしてくださいました。 どうぞその方にお礼をお伝えください。 |
シューズの対応に大変満足されたお客様。
出来ればそのまま彼女からウェアも選んで欲しかったと思います。
しかし、海外でのランニングイベントという素晴らしい体験をされるお客様に対して、より多くの選択肢のある店舗で選んで欲しいというスタッフの思いが通じたのだと思います。
「お客様にとって最も適した買い物体験を優先した提案を行った結果、安心して商品選びができたとのお言葉をいただき、販売員として嬉しい体験になりました!」と語る担当スタッフのTさん、GOODJOB!!
■感動・感激・感謝を売っているか?最後はスキーウェアをご提案したスタッフからのコメントです。 商品整理をしている私のもとへ、わざわざ足を運んでくださり、「これで娘と27年ぶりにスキーができます。本当にありがとう」と声をかけていただきました。 その言葉を聞いた瞬間、商品をご提供した以上に、お客様の大切な思い出作りに関われたことを実感し、接客のやり甲斐と喜びを強く感じました。 |
「売れているものを売っていないか。感動・感激・感謝を売っているか」
これは、弊社が販売代行をしているビームスの設楽社長が大事にしている、時代が変わっても忘れて欲しくない「BEAMSの掟10か条」の中の一文ですが、今回紹介した事例はまさにその体現だと思います。
お客様の思い出作りの体験や、人生の節目のイベントにこんなに関わることのできる仕事は他には無いと思います。
モノを売るな!感動・感謝・感激を売れ!
私たちの仕事はこの言葉に尽きるのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも現場から届いたお客様の「ありがとう」を
ご紹介してまいります。



