
悩めるリーダーさんを元気にする! 恩田亮平講師の「現場を元気にする力」
初めまして、今回から「【実録】新任事務局は見た!フラットに感じた講師のちから」を執筆させていただきますワンスアラウンド株式会社の藤井と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
早速ではありますが、私の自己紹介からさせていただきます。
私は昨年秋に本社へ異動してまいりましたが、それ以前は3年半リテイルの現場を経験してまいりました。
現場では、接客サービスに携わる一方で、ブランドのSNSの年間売上ランキングでは、2年連続で全国2位になったこともあります。
これはいつまでもこすり続けている私の自慢です。
そんな私がこのコーナーで書かせていただく内容は、「最近の若手売場出身者から見た、研修講師のすごさ」です。当社の研修講師の現場に同行し、クライアントの皆様や受講者の皆様の声をお聞きするなかで感じる弊社の講師の魅力について考えてみたいと思います。
そこで記念すべき第一回は「インバウンド研修をする、まるでインバウンド」でおなじみ・・・恩田講師のご紹介でございます。
拙い文章ではございますが、ご一読いただけますと幸いです。
悩めるリーダーさんを元気にする!
恩田亮平講師の「現場を元気にする力」
最近、現場のリーダーさんたちが「リーダーとしての当たり前」を講師に質問することが増えているそうです。
例えば「部下の叱り方が分からない…」といった悩みです。
よく話を聞いてみると、
「上司が現場へ来てくれないんです…」
「上司に相談しにくいんです…」
といった悩みにたどり着きます。
なかなか話したくても話せない、そう感じているリーダーさんもいるようです。日々、だれにも相談できず、今ある知識の中で解決しようと試行錯誤し、疲れてしまう。そんな悪循環にいる「悩めるリーダーさんたち」がいます。彼らの悩みに寄り添い、ヒントを与えて行動を促すのは、なかなか難しいことですよね。
今回は、私が感じた、様々な悩みがあふれる「悩めるリーダーさんたち」を元気にする恩田流の解決方法をお伝えしたいと思います。
話に引き込まれる【3つの強み】
私が恩田講師の研修に同行させていただいた際に毎回思うのは、「とても分かりやすく、話に引き込まれる」ということです。そしてなぜか感動すらしてしまうんですよね(笑)
どうしてだろうと考えたとき
「伝える」「寄り添う」「ポジティブにする」
この3つに恩田講師の強みがあると考えました。

「伝える」
一つは、身振り手振りや話の抑揚、表情などの
【パフォーマンス】です。抑揚や表情によって、研修テーマのキーワードがスッと頭に入ってきますし、大きくも丁寧な動きは、非常に安心感があり、説得力を感じます。恩田講師から聞いた話だと、これは相当勉強して試して身に付けた技だそうです。
二つ目は受講者への【投げかけ】です。
研修の冒頭で、現場で働いていれば誰もが悩んだことのある、むしろ今悩んでいる体験を「〇〇していると、こんなことないですか?」とピンポイントで投げかけてくるので、参加者は前のめりになって講義を聞いてしまうんです。
同じように【例え話】もとてもうまく、それが故にアドバイスが印象強く記憶に残ります。
例えばコミュニケーションの内容で、私がした行動に対してフィードバックをする際、行動を受けた人の立場に立たせて「こうしてもらえたらもっと嬉しく感じない?」と行動の受け手の立場に立たせて考える機会を与えてくれます。
ここまでは良くある話かと思いますが、恩田さんは、その時の場面を細かく設定したうえで説明してくれます。
「正解」や「方法」を知らない私たちからすると、
少しアバウトな伝え方だと、様々な可能性の不安が拭い切れず腹落ちしきらないことがあります。
そうなると結局行動できず成長に繋がらない…なんてことも。
ただ一種の正解・方法を教えていただけると、
「こういった場合はどうすればいいんだろう」
と自分で考えることができ、成長するきっかけになると思います。
【パフォーマンス】【投げかけ】+【例え話】
これらの伝える力が、記憶に残るアドバイスに繋がっているかと思います。
飲食やアパレルでの現場経験、そしてコンサル業で年間約2,000名と関わる現在のお仕事で蓄積された情報があるからこそできる、受講者を惹きつける技ですね。
「寄り添う」
先ほどの例え話からもわかるのですが、恩田講師は相手の目線に合わせて、理解しやすいように伝えてくれます。さらに、相手から出た答えを否定せず、改善案を伝えてくれます。
「絶対に不正解を作らず、正解のバリエーションを増やしてくれる」ところはさすがだと思います。
私自身、新しい「正解」を受け入れることに少し抵抗があるのですが、様々な業種での実務経験が豊富な恩田講師の、相手に寄り添った伝え方・聞き方だと、「試してみよう」と思えるんです。
「伝える」でもあった場面の細かい設定。
先ほどは、アドバイスする上でのものでしたが、
今回は「その行動をした背景」を考え、寄り添ってくれます。
部下の目線で言うと、そういった方だからこそ、こちらからも相談しやすく思います。
私も店舗で部下を何名か持ったことがありますが、経験を積めば積むほど部下の目線に合わせることが難しく感じました。
私がまだまだ若輩者だからかもしれませんが、むしろ目線が合っていないことに気付くのに時間がかかりました(笑)。
だからこそ、相手に行動しようと思わせるような「寄り添い」は非常に尊敬できます。
「ポジティブにする」
これが私が思う恩田講師の一番すごいところです。恩田講師と関わっていると不思議とポジティブになっていることが多いんです。
今回このような機会をいただいたので、なぜなのか真剣に考えてみました。それが下記の3つです。
・感情を交えて120%の勢いのコミュニケーション
・ネガティブな言動を一切しない
・自分でもやってみる
これらは社内外誰に対しても変わらない恩田講師の魅力です。
コミュニケーションに関しては、「良い!!めっちゃくちゃ良い!!素敵!!👏でも僕は〇〇だと相手ももっと嬉しいと思うんだけど、あなたはどう思う??僕だったらめっちゃ助かる!!って思う。でもこれはあなたが感じたことが答えだし…」というように、恩田講師自身の感情を会話に入れたうえで、それがちゃんと相手に伝わるように感情出力最大で言ってくれるんです。
これほどまでに感嘆符が似合うのは、恩田講師とワンピースのルフィくらいだと思います(笑)。
これだけでも十分すごいのですが、逆に相手をネガティブにする言動が無いことも恩田講師のすごいところ。例えば
・話しかけると手を止め、体を向けて聞いてくれる。
・相手の話を遮らない
・否定する前に肯定から入る...などなど
当たり前のことはもちろんですが、本当にちょっとした一手間があるだけで印象がガラッと変わると実感しました。
悩めるリーダーさんたちを支えるために
長くなりましたが、以上が、私が感じている恩田流の「元気注入法」です。
冒頭にもあった通り、今の現場では店長などのリーダーさんが孤立しがちです。
そういった状況に合わせ、最近では、研修や店長会の形が変化しており、店舗間の横のつながりを作るような形へシフトし、「悩めるリーダーさんたち」が互いに相談し合えるような場を設ける施設や企業が増えているように感じます。
現場を元気にするために「悩めるリーダーさんたち」の孤立を防ぐためのサポートが、今、求められているのではないでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも弊社講師の魅力(拘り)をご紹介してまいります。