ブログ

catch-img

コロナ禍で深める店長とスタッフの連携術

いつもお読みいただきましてありがとうございます。
今週は、『人を育てる』シリーズの第9弾。 今回はコロナ禍で売上低迷が続く中、どうやって店長や店スタッフのモチベーションを保っていくのか、 4つの方法を弊社事例も紹介しながらお伝えしたいと思います。

バックナンバーはこちら


人を育てる法則 【vol.009】


コロナ禍でのモチベーションを保つために
今できる小さな目標を応援しよう

皆様、こんにちは。
ワンスアラウンドで新卒採用を担当している岡田聖子です。
就活途中で緊急事態宣言が出て、就活が中断されてしまった21卒採用からはや1年。
就活前からコロナ禍対策が当たり前の22卒を見ていると、
「状況を見据えて、自ら情報を取り、スケジュールを立て、行動できる学生」と 「3月解禁を目前にして、やっと活動スタートした学生」との間に、今まで以上に大きな差があり、 学生の「質」が二極化しているように感じています。
前者の「出来る」学生は、状況を見ながら自ら考えて行動できますが、 後者の「フォロワー」の学生は、受け身タイプが多いように感じます。 「フォロワー」の学生は、大学の授業が約1年間オンラインになっていることで、 「出来る」学生の就活状況を直接肌で感じることが出来ず、就活をする意欲を持てなかったのかもしれません。

インターンシップで兆しがあった
私が一番最初に変化を感じたのは、昨年12月に行ったインターンシップでした。
例年だと、この時期にインターンに参加する学生は就業意欲が高く、 既に自己分析が終わっている優秀な学生が参加することが多かったのですが、 今年は3月以降の「会社説明会」以降に出会う、やりたいこと・自己分析が、 まだフワフワしている段階の学生が増えたように感じました。
マイナビ調査によると、2月までのインターンエントリー数は、前年比156%と増加しています。 インターンとは名ばかりの、会社説明会を行う企業が増えたことが背景にあり、 学生もインターン=早めに開催する会社説明会だと思っているのでしょう。

差の大きかった1週間
3月解禁後の会社説明会で出会った学生にも、1週目と2週目でその「質」の差を感じました。

3月1週目に実施した会社説明会では、昨年夏から2月までに10社以上のインターンに参加し、 企業研究をしながら自分がやりたいことをほぼ絞り込めている状態で、 解禁と同時に会社説明会に参加する学生が多かったように思います。
コロナ禍で厳しい就活になるという「状況判断」から、早めに企業研究や自己分析を始めるなど、 「自ら情報を取りに行き行動できる」学生が、3月1日の解禁日と同時に説明会へ応募してきたのだと考えられます。
説明会への参加姿勢も意欲が伝わってくる学生が多く、開催する側の我々の方も思わず力が入った説明会になりました。

ところが3月2週目になると、様子が一変します。
2月に入ってから会社探しをやっと開始し、自己分析もまだ途中と感じる学生の参加割合が 半分以上を占めるようになってきたのです。
この学生の質の変化の大きさは、私には衝撃的で、 22卒は良い学生を獲得するには今まで以上に早期決戦になると感じました。

達成しやすい目標設定をする

コロナ禍での目標設定は、高いものでなく実現可能な範囲にするのが大切です。 読めない市況で立てた予算達成でなく、特定の商品群だけ先週より10%UPにするとか、 お客様から「ありがとう」と言ってもらえる件数を上げることを目標にするなど、 達成できる喜びを感じられるものにすることがポイントです。


報酬をつくる

店舗グループをつくってチーム戦を行い、1位のグループには「商品券プレゼント」などの 社内イベントは盛り上がるきかっけになりますし、勝った嬉しさはドーパミンの分泌につながります。
ハウスカード入会などの個人獲得数を表にして見える化し、1位の人には缶ビール6缶セットを 店長からプレゼントするというわかりやすい(笑)報酬を出している店もあります。
お客様からいただいたお褒めの言葉(弊社ではハッピーレポートと呼んでいます)に対して、 役員からフィードバックコメントが来た際は、店全体のLINEグループで紹介するのも、 「承認されている」という一種の報酬だと思っている。」と話してくれた店長もいました。


新しい挑戦をする

新しいものにも脳は反応し、ドーパミンが放出されます。
売上増が見込めず、接客機会も少なくなっている今だからこそ、新しいことにトライする絶好のチャンスと考え、

  • SNS経由でオンライン売上につなげる活動を活発化させる
  • 忙しい時には出来ない、他店とのスタッフ1日シフト交換などで、 自店との違いや客観的な気づきを互いに伝え合う場を作る
  • ストックを徹底的に片づけることで棚卸誤差低減につなげる
  • 1客に時間をかけ、拘って接客することで、お客様からの「ありがとう」を増やすことで、 顧客を増やし、今のうちに体力(接客力)をつける

などの様々な挑戦をしている店舗があります。


スタッフと話す

面談途中に「そういえば!」と、次々に今出来る新たな取り組みを思いついていた店長がいました。 誰かに声に出して伝えることで、自分の中に新たな気づきが生まれるようです。
今まで忙しくてできなかった店メンバーとのコミュニケーションタイムを1O1MTGでじっくりととり、 チームマネジメントに時間をかけるのも、未来に向けて出来る準備になるはずです。



コロナ禍になって1年が過ぎました。
どんなにやる気がある店長でも、これだけ長期化した市況でモチベーションを維持していくのは大変です。
接客時間が減った今だからこそ、今までは店運営で忙しく、ゆっくり話すことが出来なかった店長と 個別にコミュニケーションを取りながら、今までにない新たなチャレンジや、 小さな達成できる目標を一緒に探してあげて欲しいと思います。

そして、まだしばらく続くコロナ禍市況を乗り越えていくためにも、 “売上以外の何か”に対する努力を誉め、店長のモチベーション維持に協力してあげていただけないでしょうか。

今出来る「仕込み」が未来をつくります。
店長が前向きでいてくれることが、スタッフ全体のモチベーションにつながり、 それがコロナ後の大きな力となって、いち早い業績回復につながっていくのではないかと思います。




最後までお読みいただきありがとうございました。

来週は、「ショップレポート」をお届けします。
どうぞお楽しみに!

ワンスアラウンド株式会社 シニアディレクター
キャリアコンサルタント(国家資格)

岡田 聖子


バックナンバーはこちら

ご購読はこちらから

本ブログは、メールマガジンでも配信しています。

【こだわり】
現場で働く仲間に今伝えたいテーマに拘る。

現場で起きているリアルな事例に拘る。

現場で働く仲間が 元気になる提案に拘る。

購読ご希望の場合は下記フォームより
必要事項をご入力ください。




人気記事ランキング

タグ一覧